自分は基本的に男芸人の行うコントの方が、女芸人のそれより面白いと感じることが多い。何故かを考える。
・面白さとは
まず、芸人が行われるコントの面白さとはなにか?
自分は、コントの面白さとは、予想の裏切りだと感じる。
予想してたもの、普段の日常というコント内のフィールドに置いて、非日常なことが起きるその非日常こそが面白さなのだろう。
・面白さの計算式
https://jump-manga-school.hatenablog.com/entry/06
ここで参考にしたいのがネウロや暗殺教室で有名な松井優征さんの漫画論だ。
彼は漫画の面白さは、攻撃力と防御力の計算式で決まると述べている。
簡単に言うと、面白さ=攻撃力(作品の面白さ、世界観、綺麗な絵など)−防御力(その漫画を読む際のコストや時間、労力など H×Hの暗黒大陸編とか読みづらいよね)
このような計算式は、コントにも適用されるのではないだろうか?
自分が考えるコントでの計算式は、
面白さ=攻撃力(いかに非日常的、カオスか)
−防御力(コントが不快でないか。見る労力を消費させていないか)
であると思う。
ではここで具体例を挙げて行きたい。
・攻撃力も防御力も高いコント
攻撃力と防御力が高いコントとは何か?
これは上に述べたとおり、非日常的であり予想がつかないこと。 そしてコントで不快にならないこと。この二つを満たすものである。
例えばサンドイッチマンの有名なコントであるハンバーガー屋のコント(https://sp.nicovideo.jp/watch/sm5780721)
はどうだろうか。
日常的なハンバーガーショップでカオスな展開。そして不快になりにくいキャラ立ちで計算式としては優秀なコントに感じる。
また、調べてる途中で同じような計算式が高いコント(?)をいくつか貼っておきます。
ななまがり 「変なやつ」
https://m.youtube.com/watch?v=tUTO04RBVfY
アイロンヘッド「取り調べ」
https://m.youtube.com/watch?v=nqNst8Ws4lU
・攻撃力低くて防御力が高いコント
これは簡単に言うと不快ではないがあまりカオスではない。 非日常感がないコントだ。
これは音ネタに多い。
8.6秒バズーカやPERFECT HUMAN、ペンパイナッポーなど日常とかの話ではなく予想すらする意味がない。
これらのネタは、来ると分かって実際に来るのを楽しむのが楽しみ方でありいないいないばあで遊んでるようなものでしょ 知らんけど
・攻撃力高くて防御力低い
どぶろっくとか
女芸人は防御力高いけど攻撃力が低いコントと防御力低いが攻撃力が高いコントに二極化している。
女芸人のコントはだいたい3種類に分かれている。
・モノマネ、あるある
・ブスデブの自虐
・パフォーマンス系
モノマネやあるあるネタ
友近さんなど一種のRPのようなネタが多いが日常のRPなので非日常感が少ない。攻撃力が低い。
ブスデブの自虐
どぶろっくとトレンディエンジェルの悪いところを取った感じ。 本人のネガをネタにしている。 防御力が低い
パフォーマンス系
阿佐ヶ谷姉妹とか。 要は音ネタと一緒で攻撃力が低い